【Kindle出版】デジタルな本を売るために、あえて「紙の名刺」を150枚作った理由(Canva発注レポ)

名刺を手渡している Kindle・資産構築

1. なぜ今、紙なのか?

Kindle出版を機に、名刺を新調しました。

今は12月も下旬。昭和の頃なら年賀状を作り始めていた時期ですが、今ではSNSやメールが当たり前。 世の中がデジタルに移行しているのに「なぜ今さら紙の名刺?」って思いますよね。

答えはシンプル。「リアルで会った人に、ささっと出せる宣伝ツール」だからです。

今回のように「Kindle出版=電子書籍」となると、「本を出したんですよ」と言っても、その場で見せられません。 紙の本なら、見本として渡してパラパラとめくってもらえます。実物に触れてもらうことで、記憶に残りやすくなります。 しかし電子書籍はそうはいきません。その場でチラ見できたとしてもスマホの中だけ。 身体的な経験を残せないので、空気のように記憶から消えてしまいます。

そこでアナログな手法ですが、「名刺の裏に本のカバー画像を印刷して手渡す」という作戦に出ました。 名刺なら渡してなんぼ、惜しくありません。 それが会話の糸口になり、本の代替として「触れる記憶」へとつながるわけです。

まずは自宅のプリンターで20枚ほど作り、教室に来られる保護者様に配ってみることにしました。

2. 渡してみて気づいたこと

まず保護者様へのアプローチです。 「先日、本を出版したんですよ」と声をかけます。 「そうなんですか!」と興味を持ってもらえますが、「と言っても、電子書籍なんですけどね」と付け加えた瞬間、ほぼ全員が困惑した表情になります。

やはり「電子書籍 ≠ 本」という感覚は根強いようです。言葉だけでは伝わりません。

そこで、裏面に本の表紙を印刷した名刺を手渡します。 「こんな表紙の電子書籍なんですよ」

すると、少しは「本」としてのイメージを持ってもらえるようです。 そして何より、ロボットアームがQRコードを支えているデザインを見て、 「かっこいいですね!」 と褒められます。

人間の情報の多くは目から入ります。本の中身の前に、見たままの印象が語られるわけです。 そこで、「デザインかっこいいでしょ。僕が作ったんですよ」と繋ぎ、 「興味があればぜひ読んで感想を聞かせてください」とアピール。

名刺のおかげで、「いりません」と返されることもなく、スムーズにコミュニケーションが取れました。

子供たちにも配ってみたところ、 「クリスマスプレゼントくれるんなら、贈り物はいらないからこの本を買って(笑)」 「編集を担当してくれたAIが名作って絶賛してくれたから出したんだよ(本当の話)」 なんて冗談を交えつつ、楽しく会話が盛り上がりました。

結果、用意した20枚は完売。 手応えを感じた私は、帰宅してから追加で30枚印刷しました。

3. なぜ印刷屋ではなく「Canva」なのか?

翌朝、この話をAI参謀にしたところ「著者としての印象を考えるなら、プロ(業者)に頼るべき」と促されました。

確かに、自宅プリントと業者の印刷では、紙の厚みも発色も格段に違います。 「とりあえず配る」フェーズから、「著者の顔として配る」フェーズへ移行するため、業者発注を決意しました。

しかし、印刷通販(ラクスルなど)は「入稿データ(PDF)」を作るのが結構面倒。塗り足しとか余白設定とか、専門知識が必要です。

そこで思い出したのがCanvaです。 名刺のデザイン画面の右側が「名刺印刷」の発注ガイドになってたはず……!

AI参謀に「Canvaで発注しちゃダメかな?」と聞くと「問題なし」とのこと。 早速Canva上で注文を進めました。

4. こだわりのスペックと、Canvaの落とし穴

Canvaでの発注は驚くほど簡単でしたが、いくつか「落とし穴」もありました。これからやる人のために共有します。

【用紙と仕上げの選択】

  • 用紙: 「上質紙」を選択。ビジネスに相応しいしっかりとした厚みが必要です。
  • 仕上げ: 「マット仕上げ」を選択。
    • 光沢(テカテカ)があると高級感は出ますが、「QRコードが光を反射して読み取りにくい」という致命的な弱点があります。
    • 「スマホで読み込んでもらうこと」が最優先ミッションなので、反射しないマット一択です。

【Canva独自のチェック機能】 「続行」ボタンを押すと、自動チェックが入ります。ここで引っかかりました。

  1. 透明な余白エラー: 裏面のイラスト背景を透明化していたのですが、「見えない透明部分」が印刷範囲からはみ出しているとエラーに。トリミングして枠内に収めました。
  2. QRコードのサイズ: 自宅プリントでは読めていたサイズでも、Canvaは許してくれません。「小さすぎる」と警告が出たので、推奨サイズまで拡大し、他の図形と重ならないように再配置しました。

この厳しいチェックのおかげで、逆に「届いたら読めない!」という事故は防げそうです。 最後にPDFでプレビューを確認し、スマホでQRコードが読めるかテストして、発注完了。

【お値段】

  • 150枚で 1,950円(送料無料)。
  • 1枚あたり 約13円

自宅でインクと紙を買って手間をかけるのと変わりません。これならもっと早く頼めばよかった!

5. まとめ

これで、ビジネスグレードの名刺を用意して、「著者の顔として配る」準備が整いました。 デジタル全盛の時代だからこそ、手渡せる「紙」の温かみと機能性が最強の武器になります。

さて、どんな仕上がりになるのか。届くのが楽しみです! (届いたらまた実物をレビューします)


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