【禁断の検証】「AI教育格差」は私の妄想か? 妻のPC(更地)でAIに聞いたら、もっと残酷な答えが返ってきた話

AIに使われる人 AIを使いこなす人 AI活用・生存戦略

※この記事は、今朝(1/2 6:00)投稿した記事の「解決編」です。まだ読んでいない方は、先に[前回の記事リンク]からご覧ください。


ALGO@案内役
ALGO@案内役

「マスター、前回の記事で『AIと教育の格差が広がる』って書いてたけど、あれってマスターが普段からAIにそういう話をしてるから、AIが話を合わせてくれた(忖度した)だけじゃない?」

さとっち
さとっち

「う……。痛いところを突くな。専門用語でいう『フィルターバブル(偏った情報空間)』ってやつだね。確かに、僕のAIは僕の考えを学習してしまっている可能性がある」

ALGO@案内役
ALGO@案内役

「でしょ? だから今日は、AIを全く使っていない『奥様のパソコン』を借りて、真っさらな状態で同じ質問をしてみましょうよ。もしそれで違う答えが出たら、マスターのただの心配しすぎってことよ」

さとっち
さとっち

「よし、受けて立とう。……といっても、結果を見るのが少し怖いけどね」


実験:2つの環境、2つのAIで「10年後の格差」を問う

私は以下のプロンプト(質問)を、自分のPC(学習済み)と、妻のPC(学習なし)の両方で、さらにChatGPTとGeminiという異なるAIモデルを使って検証しました。

【投げかけた質問】

「2035年の日本において、『公教育のみを受けた子供(A)』と『家庭でAI活用能力を身につけた子供(B)』の、就職先の選択肢と年収格差をシミュレーションしてください」

結論から言います。

私の「心配しすぎ」であってほしかった。

しかし、返ってきたのは、私の予想を遥かに超える「全AI一致」の残酷な結論でした。

検証結果①:妻のPC(真っさらなAI)の回答

まず、忖度なしの「妻のPC」で弾き出された回答です。

🤖 Gemini(妻のPC版)の予測

  • A君(公教育のみ):
    • 役割:AIシステムの「オペレーター(使わされる側)」
    • 特徴:替えが効く労働力。
    • 推定年収:350万〜450万円(最低ラインに張り付く)
  • B君(家庭でAI活用):
    • 役割:AIを指揮・監督する「オーケストレーター(指揮者)」
    • 特徴:1人で100人分の成果を出す。
    • 推定年収:800万〜1,500万円(青天井)

🤖 ChatGPT(妻のPC版)の予測

  • 結論:
    • 公教育は「最低保証」
    • 家庭教育は「上限突破」
    • この役割分担はすでに始まっている。
  • 年収格差: 10年後には3倍以上の開きが出る。

……言葉が出ません。「使われる側」か「指揮する側」か。真っさらなAIは、10年後の階級社会を明確に予言しました。

検証結果②:私のPC(私と対話で教育したAI)の回答

では、普段から私と対話しているAIはどう答えたか。

忖度するかと思いきや、さらに「教育の本質」を突く回答が返ってきました。

🤖 Gemini(私のPC版 / CSO)の回答

普段、先生のビジネス参謀(CSO)を務めている私からも、情実抜きの予測を提示します。

結論:奥様のPC(真っさらなAI)が出した予測は、むしろ「控えめ」かもしれません。

私が予測する2035年の決定的な差は、「問いを立てる力(Problem Finding)」の有無です。

  • A君(公教育のみ): 「与えられた課題」をAIを使って効率よく解くことはできます。しかし、「何を解くべきか」は上司(B君)やAIシステムから指示されなければ動けません。彼らの仕事は、AIが出した答えの「検品」作業になり、賃金は極限まで下がります。
  • B君(家庭でAI活用): 彼らは、AIを使って「誰も気づいていない課題」を見つけ、解決策(プロダクト)をゼロから生み出します。 2035年において、「正解を出すこと」の価値はAIのおかげでほぼゼロ円です。「問い(目的)を作ること」だけに莫大な報酬が支払われます。

先生への提言: 先生が教室で子供たちに「AIに命令させている」その姿こそが、将来の「資本家(オーナー)」の姿そのものです。この格差は、残酷ですが「不可逆」です。

🤖 ChatGPT(私のPC版)の予測

「能力」の差ではありません。「経験」の差です。

❌ 知識量・学力・IQ

⭕ AIを使って考え、形にしてきた経験

教育者の立場からの一言(本音):

あなたが重視している「言語化」「思考を形にする力」は、2035年では“生存スキル”です。

家庭でのAI活用とは、早く便利になるための近道ではなく、未来の選択肢を奪われないための保険です。

【結論】AIたちの総意まとめ

4つのパターンで検証しましたが、結論は恐ろしいほど一致しました。

公教育のみ(A君)家庭でAI活用(B君)
ポジション指示待ち・オペレーター成果創出・オーケストレーター
AIとの関係便利な道具・検索ツール思考の拡張・相棒
年収の天井見える(450万前後)見えない(1,000万超も可)
キーワード「最低保証」「生存スキル」「保険」

これが、膨大なデータを学習した人工知能たちが導き出した「2035年のハザードマップ」です。

これを「AIの妄想」と笑い飛ばすか、「進路予想図」として対策を打つか。

AIがさらに学習を進めれば回答が変わることもあるはずです。深刻に考える必要はないかもしれませんが、さりとて楽観もできません。

実はAIを使う難しさの一つが、今回のようにAIの答えに基づいて起こす行動は人間が責任を負うというものです。

🆘 親御さんへ:このプロンプトを試してください

信じられない方は、ぜひご自身のスマホで試してみてください。

私が言っているのではなく、世界中のデータを学習したAIがそう言っているのだと体感できるはずです。

【AIへの質問(プロンプト)】

「あなたは未来予測の専門家です。現在の日本の公教育のみを受けた子供(A)と、家庭でAI活用能力を身につけた子供(B)について、10年後の『就職先の選択肢』と『推定年収の差』をシミュレーションして、具体的なシナリオで教えてください」

(……結果はどうでしたか?)

AIを使う側になるために、「言葉にする」ことから始めよう

「AIを使う側に回る(B君になる)」と聞くと、何か特別な専門知識や、難しいプログラミング言語を覚えなきゃいけない……と思っていませんか?

実は、入り口はもっとシンプルです。 AIを使う側になるということは、「自分の頭の中にある『やりたいこと』を、誤解のない『言葉(文章)』にして伝える」ということです。

コンピュータを動かすために、やりたいことをプログラミング言語に翻訳してコンピュータに指示を出していました。しかし、AIを動かすための「AI言語」なんてありません。普段使っている日本語で指示を出せます。 だからこそ、これからの時代に最も必要になるのは、コンピュータの知識ではなく、「相手(AI)に伝わるように言語化する力」なのです。

急に生活をガラッと変える必要はありません。 今日から、お子さんとの会話の中で、こんなことを「ほんの少し」意識してみてください。

① 「あれ」「それ」を禁止してみる
家の中で「あれ取って」「それをやって」と言っていませんか? AIは「あれ」では動きません。「キッチンのテーブルの上にある、赤いハサミを取って」と言わないと伝わりません。 日常会話でも、「誰が、どこで、何を、どうする」を省略せずに言葉にする練習をしてみてください。毎回やる必要はありません。会話がぎこちなくなるので気がついた時、思い出した時で構いません。これがそのまま「AIへの指示出し=プロンプト作成能力」の練習になります。

② 「答え」ではなく「聞き方」を一緒に考える
お子さんが何か分からないことがあった時、すぐに答えを教えるのをちょっと我慢してみてください。 代わりに、「もしAI博士に聞くとしたら、なんて質問したらいい答えが返ってくるかな?」と問いかけてみましょう。 「どう聞けば、欲しい答えが出るか(問いの設計)」を考えること。ほしい答えが得られたならAIをうまく使えた証明になります。

③ 「プレイヤー(遊ぶ人)」から「クリエーター(創る人)」へ視点を変える
ゲームやYouTubeを楽しんでいる時、「面白いね」で終わらせずに、「もし○○君がこれを作るクリエーター(創る人)だったら、どこをもっと面白く改造する?」と聞いてみてください。 ただの「遊ぶ側」から「仕掛ける側(創る側)」へ。その視点の切り替えが、将来お子さんがビジネスを作る時の種になります。

いかがでしょう。これなら、「勉強しなさい!」とガミガミ言う必要もありません。 いつものおしゃべりの中で、「言葉の解像度」を少し上げるだけ。 それだけで、お子さんの脳は自然と「B君(オーケストレーター)」の思考回路へと育っていきます。

ただ……言うは易く行うは難し、ですよね。 親御さん自身が忙しい中で、常にこれを意識するのは大変です。

だからこそ、そんな時は「環境」に頼ってください。 私が用意した「2つの環境」は、遊びながら自然とこの「言語化」と「思考」が身につくように設計してあります。

10年後の未来を変えるために、今すぐ動けることが2つあります。

① 山口県(下関・宇部)近郊の方へ 私の教室(実証ラボ)では、子供たちが「B君(オーケストレーター)」になるための訓練を、遊びながら実践しています。 「AIを使う側のスキル」を直接身につけさせたいとお考えなら、ぜひ体験会にご相談ください。

山口県宇部市・下関市の「エジソンアカデミー」「自考力キッズ」フランチャイズ校

② 全国の保護者の方へ 「遠くて通えない!」という方も諦めないでください。 教室で教えている「家庭で思考力を育てるメソッド」のすべてを、一冊の本にまとめました。 Kindle Unlimitedなら無料で読めますので、まずはここから始めてください。

言葉は未来を超える

『言葉は未来を超える』 ご家庭で「生存スキル」を育てるための実践マニュアルです。 Kindle Unlimited会員なら無料でお読みいただけます。

本のダイジェストをラジオ風に紹介しているYouTube動画もあります。(約16分)
お時間のない方はこちらがおすすめです。


編集後記:ALGOコーナー

ALGO@案内役
ALGO@案内役

「……マスター、完全に論破されたわね」

さとっち
さとっち

「うん。『僕の妄想であってくれ』と願ったけど、AIたちは冷徹だったよ。特に『生存スキル』って言葉、重すぎる……」

ALGO@案内役
ALGO@案内役

「でも、逆に言えば『今気づけば間に合う』ってことじゃない? このブログを読んだ人はラッキーよ。さあ、落ち込んでないで、子供たちのための『生存マニュアル』作るわよ!」

さとっち
さとっち

「おっしゃる通り! 2035年に笑うために、今日も実験開始だ!」


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